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韓国・朝鮮に媚びる日本人:ノーベル文学賞受賞作家 大江健三郎

中央日報 2006.05.19 11:20:27

大江健三郎「靖国参拝が心の自由とは」

大江健三郎さん(72) 外国から「日本の良心」と呼ばれる「売国奴」 「日本の良心」ノーベル文学賞受賞作家大江健三郎さん(72)は18日、高麗(コリョ)大講演会で「周辺国家から小泉首相の神社参拝を批判されれば彼はまともな返事もなしにただ『心の自由だ』と言うが、どうして靖国神社のためにそんな『心の自由』を使うのか」と批判した。

 「私の文学と過去の60年」というテーマで行われた講演会は高麗大文学科の招請で実現された。大江健三郎さんは「小泉首相は『心の自由』を政治的に使った」とし「『心の自由』はもうちょっと大事なものに使わなければならない」と述べた。それとともに「『心の自由』というのはキリスト教とイスラム教が衝突して人間がけがをするとき、宗教を批判する自由のようなヒューマニズムのために使わなければならない」と強調した。

 韓日関係について彼は「独島(トクト日本名竹島)問題を含め政治、社会的に対立しているが、いつかは解消される日が来る」とし「これからアジアの若者たちがともに努力していかなければならない」と強調した。

 2時間ほど行われた講演会には学生と市民400人が参加した。彼は19日、ソウル光化門(クァンファムン)教保(キョボ)ビルで金禹昌(キム・ウチャン)高麗大名誉教授と「東アジア的価値と平和のビジョン」をテーマに公開懇談会をする予定だ。

[連合ニュース]

朝鮮日報 2006/05/19 12:15

来韓した大江健三郎氏、小泉首相の靖国参拝を批判

外国で外国人の歓心を買うために日本批判を行う大江健三郎 18日午後、高麗(コリョ)大学で日本の作家大江健三郎(71)さんが小泉首相の靖国神社参拝を批判する内容の講演を行った。

 「小泉首相は靖国神社参拝を『心の自由』としたが、なぜ靖国神社のためにそのような『心の自由』を使うのか聞きたい」

 日本のノーベル文学賞受賞作家の大江健三郎さんが小泉首相の歴史認識を辛らつに批判した。高麗大学の招きを受け韓国を訪問した大江さんは、18日に高麗大学LG-POSCO経営館の講堂で「私の文学と60年」というテーマで講演し、「心の自由というものはもっと慎重に使うべき」と強調した。

 高麗大学文学部60周年を記念し行われたこの日の公演には、日本文学を専攻する学生、一般人、韓国居住の日本人など400人余が集まった。約2時間に渡り行われたこの日の講演の核心は、小泉首相の「心の自由」論に対する批判だった。

 「心の自由というものは、例えばキリスト教とイスラム教が衝突し、人間が怪我をしたり死んだとき、宗教を批判する自由といったようなヒューマニズムの実践のために使われるべき」

 また、「韓日関係は政治的・社会的に様々なあつれきがあるが、私の世代ではなくとも、いつかは解消される日が来るだろう」とし、「今後、アジアの若者たちが共に努力していかなければならない」と聴講者らに呼びかけた。

 大江さんは19日午後3時、ソウル教保生命ビル10階の講堂で金禹昌(キム・ウチャン)高麗大学名誉教授と「東アジアの平和ビジョンに向け」というテーマで公開対談を行う。

 この対談で大江さんは、日本政府の歴史問題に対する認識を批判する基調演説を行う予定だ。戦争放棄を宣言した日本憲法9条改正に反対する市民運動を率いている大江さんは、「これから日本人がアジアでどのように生きていくべきか」という質問を日本人は自らに問うべきだと強調した。

 「国家がそして権力を持った政治家がそれに対し無関心であるならば、わたしたちのような権力を持たぬ個々人がそれについて考え、意見を交わさなければならない」

聯合ニュース 2006/05/19 19:57

東アジア共通の声上げる時が来る、大江健三郎さん

【ソウル19日聯合】隣国とともに生きることを価値と考える東アジア地域住民共通のアイデンティティが、国益を追求するアイデンティティより強くなる未来が来ると信じている――。

 ノーベル文学賞を受賞した日本の作家、大江健三郎さんが19日、文学評論家の金禹昌(キム・ウチャン)高麗大学名誉教授と「東アジアの平和ビジョンに向かって」をテーマにソウル市内で行われた公開座談会に出席した。大江さんは、東アジアの国々が互いに対立し反目しているが、いつかは共通の声を上げる時代が来るとの見方を示すとともに、東アジア市民のアイデンティティをともに作り上げていくべきだと述べた。その上で「自分の世代では不可能かもしれないが、長期的には可能だと信じている」と信念を見せた。


座談会に出席した大江健三郎さん(右)と金禹昌名誉教授=19日、ソウル(聯合)

 韓日間で活発に行われている文化交流が韓日関係の対立解消にどのような役割を果たすかという問題については、韓流や韓国での日本の小説ブームなどからもわかるように、東アジアで文化の共通基盤が拡大していると指摘し、大衆文化の交流が東アジア的価値を結集するのに力になるとの見方を示した。一例として、村上春樹の小説が日本だけでなく韓国や中国の中年層にも同質的な情緒を伝えていることを挙げた。

 こうした側面から、大江さんは小泉純一郎首相の靖国神社参拝に対しても、若者たちに靖国参拝が日本の文化を維持することだと教えていると辛辣(しんらつ)に批判した。また、大多数の日本人が靖国神社を戦争で死んでいった人たちの英霊が集まるところと考えているが、小泉首相はこれが日本の未来を開く道だと考えているとの考えを示した。
 大江さんは独島をめぐる問題についても触れ、独島が領土として大きな意味があると考える日本人はほとんどいないと指摘するとともに、政治家が偏狭な民族主義を利用する手段として提起しているものだと述べた。特に日本政府がこうした民族主義をたきつけるマッチとして使っているが、これがダイナマイトにもなる状況が発生しかねないと懸念を示した。

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