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日本の小説とそっくりなTVドラマ『神よ』

中央日報 2006.01.19 09:54:41

SBS『神よ』日本の小説盗作疑惑

 人気上昇中のSBS週末ドラマ『神よ』が日本の小説を盗作したという疑惑が提起されている。

 自分が捨てた実の娘を嫁として受け入れる母を描いた破格的設定が連城三紀彦(58)の短編小説『母の手紙』(1984年作)と非常に似ているというものだ。

 このドラマは『人魚お嬢さん』『大輪の花の仙女』などのヒット作を生んだ放送作家イム・ソンハン氏の作品。放映前から実の娘を嫁に受け入れるという設定から「破倫ドラマ」という指摘を受けていた。

 日本文学専門家らによると基本的な設定がほとんど同じだ。日本短編小説『母の手紙』はドラマ『神よ』のように結婚前に付き合った男との間に生まれた娘を捨てて結婚、夫が他の女との間に生まれた息子を自分が捨てた実の娘と結婚させるという内容だ。実の娘と夫の息子が互いの関係について知らないまま結婚する状況も同じだ。

 もちろん詳細的な設定では違いがある。まず小説は短編小説であることもあり、シンプルだ。ドラマでは主人公たちの職業は派手に設定されている。ドラマでの主人公(男性)は、放送局のアンカーだが、小説では平凡なサラリーマン。ヒロインはメーキャップアーティストだが、小説では洋装店の裁断師である。

 実の娘と夫の息子をめぐる三角関係と実の娘が継母に虐待されるという設定も小説にはない。小説ではむしろ実の娘を嫁に迎え入れた母が疑われないようにと厳しい姑の役をする。

 しかし実の娘を捨てたことに罪を感じて娘を探す点、実の娘が夫の息子と結婚するよう積極的に後押しするという主要部分は同じだ。

 これについてある放送関係者は「人物関係や設定、話の展開がまったく同じだから、事実上盗作とみることができる」と話している。

 しかしSBS側は盗作疑惑を否認している。演出者であるイ・ヨンヒPDは「詳しい情況はよく分からないが、ほかの作品から良いモチーフを参考にしてくることはあると思う」と話す。

 製作陣は「ドラマは男女間の純粋な愛を浮上させたもの」と主張し、放送局側はこれまでドラマの破格的設定を強調してきた。

 イム氏はSBS高位関係者に「連城三紀彦については全く知らない。素材が独特なので偶然の一致であるだけ」と伝えたということだ。

鄭鉉穆(チョン・ヒョンモック)記者 <gojhm@joongang.co.kr>

中央日報 2006.01.20 08:38:50

ますます熱くなる『神よ』日本小説盗作論争

 SBS人気ドラマ『神よ』の日本小説盗作論争が加熱している。

 このドラマが日本の作家、連城三紀彦氏(58)の短編小説『母の手紙』(1984年作)と基本設定が同じであることがその要旨だ。

 中央(チュンアン)日報の盗作論争報道後、インターネットでは盗作是非が拡散している。問題が大きくなると脚本家のイム・ソンハン氏も19日、ドラマ掲示板を通じて自分の立場を明らかにした。

 偶然の一致にすぎないという主張だ。しかし放送界ではこのドラマがあまりにも独特で破格的な設定であることから盗作論争は簡単には鎮火しないものとみられる。

 ◇作家「私は日本語もわからない」=ドラマ盗作論争に対し、ネチズンたちは強い関心を見せている。ポータルサイトのネイバーのみでもこれに関し200の書き込みがあった。

 一部のネチズンは「この程度を盗作だとみなしにくいのではないか。ドラマが面白ければかまわない」という意見を述べた。しかし大多数のネチズンは「全体的な枠から見た場合、盗作は明らかだ」「こんな構図がどれほど偶然の一致であるといえるのか」などと盗作疑惑を強く提起している。

 このように論争が拡散するとイム・ソンハン氏は視聴者掲示板に直接書き込んだ。イム氏は「盗作疑惑に対する作家の立場」と題し「私は日本語がまったくできないし、日本へ行ったこともないのに、どうしてその小説を読んだというのか」と、盗作疑惑を全面否認している。また「作家とは頭をひねってものを生み出す職業であるが、今回のように発想が同じならば仕方のないことだ」と書いた。

 ◇小説とドラマ、どこまで似ているのか=日本の小説と同ドラマは、別れた実の娘を夫の(違う女性との間にできた)息子と結婚させて嫁にするという柱となる筋書きが同じだ。もちろんその幼い娘と別れる過程や成長過程などに差はある。しかし実の娘が屈せずに育って自立し、夫の息子を育てることになった母がつぐないの意識をもつようになり、実の娘を捜し出して夫の息子との結婚を積極的に願い後押しする設定は同じだというのが論争の要点だ。

 日本文学専門家によると『母の手紙』は出刊当時、日本の文壇でも大きな話題になった。実の娘を嫁に受け入れるというのは衝撃的な設定だった。

 当時、この本をドラマのシナリオに脚色した作家は「執筆当時36歳だった作家が、女性も考えにくい独特の設定の小説を書いたことに対し、非常に驚いた」という書評を書いている。

鄭鉉穆(チョン・ヒョンモク)記者 <gojhm@joongang.co.kr>

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