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盧武鉉大統領が批判する言論弾圧

朝鮮日報 2005/11/27 16:11

【MBC黄禹錫報道】盧大統領「スポンサー広告取消しは行き過ぎ」

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は27日、MBC『PD手帳』の卵子寄贈疑惑報道と関連したスポンサー広告取り消し事態と関連、「叱咤程度ではなく12社のスポンサーのうち11社が契約を取り消すのは行き過ぎではないかと思われる」とし、批判を許さない画一主義が圧倒する時、人間はいつも恥ずかしい歴史を残す」とした。

 盧大統領はこの日午後、「大統領府ブリーフィング」に寄稿した「幹細胞関連報道に関する世論を見て」という文で、「実際にMBCが“袋叩き”に合っている様子を見て、寛容ということを知らない韓国社会に懸念を感じる」とした。

 また、「(黄教授の幹細胞研究に対する)MBCの記事には嫌気が差し、研究過程の倫理について戒めの気持ちを喚起させる方法がここまで過酷である必要があるのかと思った」とし、「しかしスポンサー広告を取り消すまでに至るのは既に度を超えている」と続けた。

 盧大統領は抵抗を許さない社会的恐怖が形成されており、この恐怖は今後多くの記者が取材と報道から逃げ腰になる禁忌として作用するかもしれない」とし、「お互いに違う考え方が受け入れられ、けん制と均衡を成し遂げる時、常識が通じる社会が形成される」と強調した。

 さらに「各自にそれぞれの役目があり、記者は記者がすべきことがある」とし、「それを尊重できる社会が民主主義社会だ」とした。

 一方、盧大統領の今回のこの寄稿は前日の26日に作成され、幹細胞の研究過程で提起された卵子寄贈疑惑と関連したメディアの報道を見て、バランスの取れた批判が必要であるという大統領の意を反映したものだと金晩洙(キム・マンス)大統領府スポークスマンは伝えた。

朝鮮日報 2005/11/28 09:52

【11月28日】言行不一致

<公職者警告文>
○批判新聞とのインタビュー絶対禁止
○インタビューした際、経緯から報告
○…
○…
―盧武鉉政府―

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領
「批判を許さない画一主義憂慮…互いに異なる考えを認め合い、牽制と均衡をなすとき…」


朝鮮日報 2005/11/29 10:20

盧武鉉大統領の画一主義批判発言にネチズンの批判殺到

 盧武鉉 (ノ・ムヒョン)大統領が、今月27日の大統領府ホームページに掲載したMBCの『PD手帳』をめぐる論争に関するインターネットの一つの文が、ネチズンによる激しい抵抗を呼んでいる。

 MBCは、ソウル大学の黄禹錫(ファン・ウソク)教授研究グループが研究員の卵子を提供されたと報道した後、『PD手帳』には広告の取り下げ通知があった。

 盧大統領は掲載文で、「MBCの記事にしゃくに障るものがあるものの、MBCに対する袋叩きも行過ぎ」とし、「批判を容認しない画一主義が圧倒している」と述べた。

 葛藤にケリをつけようとする盧大統領の意図は外れて、ネチズンたちは28日、「この問題が大統領が自ら乗り出すべき問題なのか」と反発し、葛藤は拡散している。大統領府の関係者さえ、「非常に困惑を覚えている。このような事態になるとは予想できなかった」と述べた。

◆ ネティズン、盧大統領を批判

 「ネイバー」「ダウム」など、主要ポータルサイトの関連記事には、数万件のネチズンによる書き込みが寄せられた。盧大統領を批判する書き込みが、擁護する書き込みに比べて8対2ほどとなり、圧倒的多数を占めた。

 実名が表示されないポータルサイトの書き込みは露骨な表現が多い。「大統領は何もいわないことが黄教授を手伝うことだ」「余計なお節介はよしなさい」「朝鮮(チョソン)、中央(チュンアン)、東亜(トンア)がそうした内容の記事を書いても、寛容を強調していただろうか」「弾劾事態の際、画一主義に助けられた大統領が、画一主義を批判するとはとんでもない」「消えかかった火種をよみがえらせた」 という内容だった。

 盧大統領が寛容を強調するのが似合わないという批判も多かった。たまには「寛容と常識が通じる社会に行かなければならない」という擁護の書き込みもあったが、非難の書き込みにかき消される形だった。

 ヨルリン・ウリ党のホームページでも反発は大きかった。党員のオ・ギョンソクさんは、「大統領は見守るだけにしたほうがよさそう」と述べており、党員のキム・スンドンさんは、「事態の本質を見抜けず、勇み足になったようだ」と述べた。

 大統領府のホームページで、ハンドルネーム「WNESWKCIC」というネチズンは、「常に大統領府にこもっていらっしゃるので、世情に疎くなったようですが、今度ばかりは余計な口出しでした」と述べた。

◆ MBCも反発

 MBCのPD手帳製作スタッフも反発した。

 盧大統領は「記者たちの態度が威圧的で、脅かす場合もあり、研究員らが苦痛と不安で仕事に手がつかないという報告もあった」と述べた。

 しかし、PD手帳製作スタッフのチェ・スンホ責任プロデューサーは、「大統領府から私たちに事実の確認を要請したことはない」とし、「黄教授研究グループの一方的な話の報告を受けた朴基栄(パク・ギヨン)科学技術補佐官の主張だろう」と明らかにした。チェプロデューサーは、「朴補佐官は疑惑が浮上する度に世論をうやむやにしてきた」と大統領府を批判した。

◆ サイバー世界でのリーダーシップも崩れるのか

 黄教授の謝罪で一段落した問題が、盧大統領の発言によって拡散したことは、インターネット空間で盧大統領のぜい弱化したリーダーシップを証明するという分析もある。

 延世(ヨンセ)大学の黄相旻(ファン・サンミン)教授(心理学)は、「価値観が鋭く対立する問題をめぐって、大統領がはっきりとした立場を示すのは当たり前だが、サイバー世界では大統領という権威がかえって挑戦しなければならない権威になってしまう」と述べた。

 本当に説得が必要だったら、インターネットよりは、記者会見の形を選ぶべきだったという指摘だ。黄教授は「現実で、ぜい弱化したリーダーシップが、サイバー空間では通じると思うのなら、それは錯覚かもしれない」と述べた。

朝鮮日報 2005/11/28 19:55

【11月29日】無題

<報道番組「PD手帳」のスポンサーがすべて降りたMBC広告局>

某職員
「あんなに援護射撃してくださったのに、最後にのこったスポンサーまで…」

落胆する盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領ほか


 盧大統領の批判は、その言葉だけを聞けば正論に聞こえる。
ただ、非寛容で画一的な民族主義的な反米・反日世論を背景にしていて、さらに自分に批判的なマスコミを攻撃している盧大統領が言うと白々しく感じてしまう。

もはや韓国社会は、ファシズム(過剰な民族主義による全体主義)に染まってしまったかのか?

参考記事
 黄禹錫教授の幹細胞研究倫理疑惑報道に逆切れ
 マスコミ攻撃政策
 政権批判のパロディーは許されない
 
 親日作家の言論弾圧裁判
 土下座する大学教授
 インターネット検閲 : ”親日”サイト閉鎖
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