東亜日報 NOVEMBER 24, 2005 08:34
[オピニオン]テレビ権力 「これは一体何なの?」「世界中の言葉で、愛してるって意味だよ」。徳寿宮(トクスグン)の石垣一杯に貼られた紙を背景に、恋人同士が交わした言葉だ。「ボクは、鐘路警察署強力3班の末端刑事です…。こんなボクが、1人の女性を愛しています。ボクと結婚してくれませんか」。SBSのテレビドラマ「プラハの恋人」でのプロポーズは感動的だった。「恋というのは、カメラのフラッシュのように一瞬で炸裂するものですよ」「ボクの心の中の国の大統領は、ユン・ジェヒ一人です」のような、素晴らしい台詞も残した。はなはだしくは、文化財である徳寿宮大韓帝国期の石垣に「残してはならない傷」まで残した。 |
中央日報 2005.11.22 19:04:31
SBS『プラハの恋人』、徳寿宮石垣き損で非難される |
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徳寿宮管理所が22日伝えたところによると、ドラマの制作スタッフは20日午前3時ごろから「徳寿宮石垣通り」と呼ばれている徳寿宮の外壁に数百枚の黄色い紙を貼りつけた。およそ100メートルにわたって貼られたという。主人公キム・ジュヒョクがW主演の全度妍(チョン・ドヨン)にプロポーズするシーンのためだった。黄色い紙には世界各国語で「愛している」との言葉が記されてあった。 しかし、ロマンチックなシーンとは正反対に、そのこん跡は全然美しくなかった。紙を貼るとき接着剤を使ったため、ドライバーなどを動員し剥がさなければなかったからだ。その結果、外壁一部がひどく傷付けられた。徳寿宮側は「深刻な状態の所は約3カ所」とし「一部は取りはずし、復元しなければならないものと見られる」と話した。 撮影許可の過程をめぐる議論も広がっている。イ・スヨン管理係長は「18日午後『ポスト・イット』30枚余を貼ると言われて撮影を許した」とし「接着剤を使うのを知っていたら許可しなかっただろう」と話した。制作サイドは22日、ドラマのオフィシャルサイトに謝罪の文を掲載し「即時に原状復旧のための責任を取ることを約束した」と伝えた。 李相福(イ・サンボック)記者 <jizhe@joongang.co.kr> |
朝鮮日報 2005/11/23 16:39
ドラマ撮影で文化財破損相次ぐ 『プラハの恋人』が残した傷跡 徳寿宮(トクスグン)の塀一杯に各国の言葉で「愛している」と書いて張った劇的なプロポーズ。20日に幕を下ろしたSBSドラマ『プラハの恋人』最終回の撮影で、文化財である徳寿宮(史跡124号)の石垣道を破損したことを徳寿宮側が抗議したことを受け、22日にSBSが公式謝罪するという事態が起こった。 KBSは2000年、『王と妃』の夜間撮影を行い、世界文化遺産の昌徳宮(チャンドックン)・仁政殿(インジョンジョン)(国宝225号)の庭に、LPガスのタンクを置き物議を醸した。仁政殿は朝鮮王の即位式や外国使臣の接見などが行われた昌徳宮の中心建物で、木造建築の周辺にガスタンクのような火気を置くことは禁止されている。 |
朝鮮日報 2005/11/17 07:29
陸軍「映画『許されざる者』許せません」 監督を告訴へ 第10回釜山国際映画祭で主な賞を総なめにし、近く封切りされる映画『許されざる者』(監督ユン・ジョンビン)に対して、陸軍が法的対応方針をとることを明らかにするなど、大きく反発している。映画『許されざる者』は、27歳の新人ユン監督が中央大の映画学科卒業作品としてつくったもの。監督、俳優、スタッフのほとんどが無名、または新人で構成され、話題を集めた作品だ。 |