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不況知らずの美容産業

朝鮮日報 2005/09/07 11:17

不況知らずのビューティー産業

 6日午後、ソウル市・中(チュン)区・小公(ソゴン)洞の「CeCiネール・ショップ」。3人の女性がネールケアを受けている。

 平日は50〜60人位が、週末は80〜90人位が訪れる。ネールショップは95年、国内に初めてオープンした。以来11年で全国で3000個あまりのショップが誕生した。

 資格保持者だけでも4万5000人で、市場規模も3000億ウォン台まで膨らんだ。1つの「産業」として分類されるに値する。ネール産業は不況にあっても好況にあずかるビューティー業界の「一角」を担う。

 ビューティー業界の代表格は何といっても美容整形。90年の時点で276人だった整形外科医は15年経った昨年400%増の1102人に上った

 同期間、全体の医者の数は9000人から2万4362人と、271%増えたことに比べれば、急増したことになる。とりわけ、ソウル市・江南(カンナム)の狎鴎亭(アプクジョン)駅、新沙(シンサ)駅、江南駅の周辺は、整形外科医が集中しており、「整形医の3大メッカ」と呼ばれるほど。

 業界では今年の化粧品市場規模を5兆3000億ウォンとみている。スキンケアする美容管理室は7000店舗あまりで、1兆2000億ウォン規模と推算されている。

 ビューティー業界は領域を急速に拡大している。小・中・高校生までターゲットにするほどだ。1万ウォン未満の化粧品を売る低価格化粧品「ミシャ」や「ザ・フェイス・ショップ」の売り場は、週末になると女子学生たちで賑わう。

 ミシャの関係者は「売り場を訪れる客のうち、10代が20%を占めている」と話した。女子学生たちは色合いの薄い化粧品などを好み、親に頼み込んでは整形手術まで受けている。

 朝鮮日報と太平洋(テピョンヤン)の最近の調査でも、「必要とあれば、子どもにも整形手術を受けさせる意志がある」と答えた人が60%に上っている。

 ビューティー業界の好況には「オルチャン(美形の顔)」や「モムチャン(スタイルのいい人)」をけしかけるテレビの影響も大きい、というのが専門家たちの指摘。国民が芸能人のような容姿やスタイルに憧れを抱き、関連産業が爆発的に膨らんでいるというのだ。

 韓流スターのペ・ヨンジュンさんは昨年、専門トレーナーであるイム・ジョンピルさんと100日にわたる「スタイル作りプロジェクト」に突入、「企画モムチャン」に成功した。

 自身のスタイルを盛り込んだ写真集15万部を日本で販売、220億ウォンあまりの売上を計上した。ペ・ヨンジュンさんがモムチャンで稼いだ金は、サムスンやLGの一流社長の収入に負けるとも劣らない水準だ。

 モムチャン・シンドロームは男性や主婦にまで影響を与えており、全国に登録されたフィットネスクラブは、いよいよその数が5701個(2004年)を数えた。

 医療系の行き過ぎた競争も、ビューティー業界を拡大させる要因だ。

 整形外科医のシン・イェシク院長は「BOTOXや膨らんだ頬の形を整えるフィラー整形は、産婦人科や家庭医学科、ひいては小児科でも行われている」としながら、「一部では患者の目を引くために、必要以上に行うケースもある」と語った。

 業界関係者は、国内の整形・美容市場(3兆ウォン)や化粧品市場(5兆3000億ウォン)にダイエットやスタイル管理(フィットネスクラブなど)のための市場まで合わせたビューティー業界規模を、10兆ウォン超とにらんでいる。

 イジハム皮膚科のハム・ビョンイク院長は、「若く美しくなろうとする欲求はますます高まる傾向にあるため、ビューティー業界は今後とも成長するだろう」と予想した。

参考記事
 「整形共和国」
 「成人10人に1人は整形」
 大統領も整形する整形大国
 「二重手術に失敗」 女子大生が自殺
 整形手術で人生勝負
 顔で評価
 美容整形手術中毒の悲劇