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自称進歩主義者の残酷さ

朝鮮日報 2005/11/14 08:47

北拉致被害者家族の苦痛に目をそむける自称進歩主義者

 北朝鮮拉致被害者家族協議会の崔祐英(チェ・ウヨン)会長(35)は、18年前トンジン号の乗組員だった父が拉致された北朝鮮拉致被害者(北朝鮮に拉致された韓国人)家族だ。崔会長は、自分のように家族が拉致された北朝鮮拉致被害者家族の苦しみを和らげるため、政府当局に働きかけている活動家だ。崔会長は、全国民主労働組合総連盟(民主労総)の組合員でもある。崔会長が所属する職場の労組の上級団体が社会保険労組で、またその上部組織が民主労総だ。

 崔会長は、最近民主労総が主催した労動者集会に出席した。民主労総が作った政党である民主労動党の代表が、演壇で非転向長期囚(韓国に身柄を拘束されながら、イデオロギーの転換を拒否し、長期間服役している北朝鮮出身の者)出身者を「統一の担い手」と紹介すると、出席者から大きな拍手が送られた。崔会長は、「長期囚にはあれほど誠意を持って接するのに、北朝鮮拉致被害者家族にはどうして無関心なのだろう」という気がした。崔会長が民主労働党の代表に近付いて「民主労総組合員」と名乗ると、党の代表は暖かく迎えた。しかし、崔会長は「北朝鮮拉致被害者家族協議会長」と書かれた名刺を手渡すと、党代表は顔色が変わり席を離れた。「あまりにも悲しかった…」。崔会長は着ていた(労組の)赤いチョッキを脱ぎ捨てたかったという。

 崔会長は、先日民主労働党の前スポークスマンである朴用鎭(パク・ヨンジン)さんに会った。崔会長は「(民主労働党発足後)5年間、民主労働党の連絡を待ちながら、いつか私たちを助けてくれると信じてきた。朴前スポークスマンが会いたいと連絡をした」と述べた。崔会長は、「民主労働党、民主労総、他のさまざまな団体が、私が近寄ると後ずさりするため、待つしかなかった」と話した。朴前スポークスマンは崔会長に会って、自らのインターネットホームページに崔会長の事情を説明しながら、(北朝鮮拉致被害者問題にそっぽを向いてきたことについて)自分がいやになるほど恥ずかしかった。進歩陣営の恥ずかしい集団的忘却」と語った。

 北朝鮮拉致被害者たちのほとんどは、北朝鮮でももっとも人権を踏みにじられる人々だ。にもかかわらず、人権状況の改善や疏外された階層のために働くという政党と団体が、北朝鮮拉致被害者家族の苦痛には目と耳をわざとふさいできた。民主労働党と民労総総の組織員たちは、「北朝鮮を困らせるような問題と見なし、北朝鮮拉致被害者問題の公式化に冷ややかな視線を送る勢力は、進歩主義者になるにはあまりにも残酷な人間性を持つかわいそうな人々」とした朴前スポークスマンの言葉を、肝に銘じてほしい。

 「進歩主義者」というのは、どこの国でも同じようだ。

拉致問題を人権侵害と捉えずに「日朝国交回復の障害」「核問題解決の障害」と見なす朝日新聞。
拉致問題を「右翼の捏造」として否定した社民党。
拉致問題に熱心な党員(萩原遼兵本達吉)を除名する共産党。

人権尊重を声高に叫ぶ者ほど、本当に人権を尊重する気はなくて、人権尊重は目的でなく政治宣伝の単なる手段でしかないのではと疑いたくなる。

参考サイト
 電脳補完録 の 保存資料
  月刊社会民主7月号食糧支援拒否する日本政府
  共産党、萩原遼氏を除籍 朝鮮総連への抗議が原因 
  拉致実行犯釈放を嘆願した国会議員たち
  辛光洙逮捕を報じる新聞

参考記事
 北朝鮮の人権侵害は「きれいな人権侵害」
 北朝鮮の核は「きれいな核」
 拉致問題 同胞の人権には冷淡