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日韓女性共同歴史教科書編纂プロジェクト
歴史研究でなく政治活動

中央日報 2005.11.01 19:11:56

教科書「近代・現代史」、韓日女性学者67人が共著

 韓国と日本の女性学者67人が、4年間にわたって共著した「韓日近代・現代史」が出版された。韓国では『女性の目で見た韓日近代・現代史』(著述:韓日女性共同歴史教材編さん委員会、出版:ハンウル)というタイトルで出版される。

 同書は、01年にあった年日本の歴史教科書わい曲事件が契機になった。日本の教科書が加害の歴史を削除し、女性を差別する軍国主義的な認識に基づいている、とのことに共感した韓日両国の女性学者らが著述に加わった。

 同書は、日本軍のための従軍慰安婦として8万〜20万人が強制動員され、多くの韓国女性が「性的奴隷」にされないため幼い年齢に結婚した、と記述している。以前の歴史教科書には登場しなかった20〜30年代の抗日女性独立運動、60〜70年代のキーセン売春観光なども詳しく説明している。

ムン・ギョンラン女性専門記者 <moonk21@joongang.co.kr>

聯合ニュース 2005/11/01 18:17

「女性の目でみた韓日近現代史」、韓日で共同出版

【ソウル1日聯合】韓国と日本の女性学者で構成された韓日女性共同歴史教材編纂委員会が、4年にわたる共同作業を終え、両国の近現代史を女性の視点からみた歴史教科書を同時に出版した。

 韓国では「女性の目でみた韓日近現代史」(ハンウルアカデミー)、日本では「ジェンダーの視点からみる日韓近現代史」(梨の木舎)との題名で発売される。両国67人の女性研究者らは、日本の一部の歴史教科書が「日本軍の性奴隷」など加害の歴史を削除したり、女性差別を超歴史的なものだと記述し家父長制を強調し、これを軍国主義の根源としてきた点に注目してきた。教科書作成の共同作業は、日本の歴史教科書をめぐる問題が取り上げられ始めた2001年、日本の女性、戦争、人権学会が韓国挺身隊問題対策協議会の戦争と女性人権センターに持ちかけたことがきっかけとなり始まった。韓国側はソウル大学社会学課の鄭鎮星(チョン・ジンソン)教授が、日本側は天皇制を批判し社会主義的な観点で日本の女性運動を研究してきた鈴木裕子氏が、それぞれ執筆責任者を務める。

 2002年にはソウル大学で両国の女性学者らが集まり、共同教材の観点と内容について「帝国主義の批判」、「女性と被害者の観点で叙述」、「1国の歴史を超えた歴史叙述」との枠組みを決定した。また出版する本は、中高校生と一般人が見やすい「教養書」の性格を持たなければならないとの点でも同意した。

 同書は「日本帝国主義の拡張と朝鮮強制占領」、「3・1運動と社会運動の展開」、「日本の植民地時代の生活と文化」、戦時動員と日本軍慰安婦」、「解放と朝鮮半島分断、朝鮮戦争」、「民主化闘争と女性」、「女性運動の成長と女性国際戦犯法廷」の全7章で構成される。

 日本側の実行主体は不明だが、このプロジェクトに関する講演を行っているのは、近畿大学教授で「女性・戦争・人権」学会事務局総務の大越愛子
支援または支持している団体は 「女性・戦争・人権」学会日本史研究会中国現代史研究会など。

大越愛子教授は、歴史学者でなく女性学・フェミニズム文化批評専攻であり、このプロジェクト自体は歴史研究ではなく、フェミニズム・ジェンダーフリーの立場から日本糾弾を目的とした政治活動である。

 日本で出版する梨の木舎は、出版とコリアン教室で「地域の人々や世界の人々と情報と知恵を交換」するという朝鮮系反日反米のフェミニズム団体。

参考
 「半島女子勤労挺身隊」について 高崎宗司(pdf文書)(女性のためのアジア平和国民基金のHP内の論文)
 「女性国際戦犯法廷」 (教科書が教えない歴史のHP内の投稿論文)

 梨の木舎
 大越愛子 近畿大学 
 「女性・戦争・人権」学会