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和歌は韓国起源

中央日報 2001.05.14 15:45:30

韓国の和歌詩人の一代記、日本で出版

 韓国人唯一の日本和歌詩人である、孫戸妍(ャ刀Eホヨン、78歳)氏の人生を盛り込んだ本『風雪の歌人』(講談社刊)が日本人によって出版された。

 12日、東京の日本プレスセンターで行われた出版記念会には、孫氏と著者である日本国際観光振興会の北出明(57歳)国内誘致部長、大阪女子大の中西進総長など、100人余りが参加した。和歌とは通常31字の日本語で詠まれる短い詩で、日本では「国詩」とも呼ばれている。

 孫氏は1941年相模女子大の前身である、帝国女子専門大に在学中和歌に関心を持ち、以来60年間著書『ムグンファ集』(全5巻)など、約2000首の和歌を残している。内容は、ほとんど韓国民族衣裳や味噌瓶置き場など、韓国の伝統文化を素材に民族感情を阜サしたもの。

 97年には日本人によって、青森県に孫氏の記念碑が建てられた。また、98年には天皇が主宰した宮中「和歌朗唱会」に韓国人としては唯一招待されている。韓国政府も昨年孫女史に花冠文化勲章を授与した。

 著者の北出氏は、ャEルで勤めていた95年、孫氏のことを知った。翌年の4月には韓日経済協会の会報に「韓国唯一の和歌詩人」という文を載せたこともある。

 98年4月日本に帰国した北出氏は、「5年間ャEルで仕事をしながら韓国に対するイメージがだいぶ良くなった」とし、「孫氏の話を日本人に伝えたいという義務感で2年前から準備し、自費で出版した」と話した。

 昨年健康が多少悪かった孫女史も「出版を準備する中でかなり元気づけられた」と話した。周囲からなぜ日本の和歌を詠むのかと、白い目で見られたこともあるという孫氏は「和歌は新羅(シルラ)の郷歌が起源だ」と強調した。

呉デ泳(オ・デヨン)特派員 <dayyoung@joongang.co.kr>

中央日報 2005.11.16 10:49:46

【ピープル】韓国の時調と日本の短歌に通じるもの

 15日、日本の京都では60年間、日本固有の短歌である和歌で韓国人の心を歌った詩人、孫戸妍(ソン・ホヨン、1927〜2003)さんの意を称えるイベントが行われた。

 「韓日をつなぐ短歌と時調(シジョ)」をテーマにしたこの日の国際文化フォーラムのイベントには、河合隼雄文化庁長官ら日本人200人余りが参加した。

 孫さんは生前に4年間、日本留学時代を除いてソウル弼雲洞(ピルウンドン)の韓屋で韓国の伝統衣装を着て並んだ味噌のかめを眺めながら短歌を作ったと言われる。その数2千に及ぶ。短歌に込められた源流は韓国にありという思いで短歌にはまったのだという。短歌の原型は郷歌(ヒャンガ)という考えからだ。

 日本講談社で出版した6冊の詩集のうち5冊のテーマは『無窮花(むくげ)』だ。しかし孫さんは民族感情にかたよらず、2国間の友好と平和に対する祈願を「愛」というキーワードを通じて詩に託した。

 孫さんの作品世界が両国により広く知られるようになったのは今年の6月だった。韓日首脳会談が終わった後のソウルでの記者会見で、小泉純一郎首相が「切実な 望みが一つ われにあり 争いのなき 国と国なれ」という孫さんの短歌を読んだ。小泉首相は「孫さんが歌った心をもって努力する」と述べた。

 京都のイベントでは孫さんの意を称えるために両国の詩人らが日本の和歌を韓国の時調に、韓国の時調を日本の和歌に作り替え、読み比べながら感想を話す時間もつくられた。

 孫戸妍記念事業会理事長である長女の李承信(イ・スンシン、ギャラリー『TheSOHO』代表)さんは、母親の短歌を朗唱してあいさつの言葉とした。

 「隣りいて胸にも近き国なれと 無窮花を愛でてさくらも愛でて」

東京=金玄基(キム・ヒョンギ)特派員 <luckyman@joongang.co.kr>

 日本文化を嗜む人が、親日派(=売国奴)の汚名を回避するための常套手段が「韓国起源」の捏造。 

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