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腐敗韓国 中高生の認識

朝鮮日報 2002/01/03 21:40

「腐敗韓国」

 韓国の青少年の90%が韓国を「腐敗した国」と見ており、そのうちの相当数がいつでもその腐敗の隊列に合流してもいいと思っているという反腐敗国民連帯の調査結果は衝撃的だ。回答した中高生の64%は「法を守らなくても処罰されないため」とその理由を分析までした。深刻なのは青少年自らの意識水準だ。41%が「誰も見ていなければ自分も法を守る必要がない」と答えており、33%は「不正腐敗を目撃しても自分に被害が及ばなければ知らないふりをするだろう」と答えた。「賄賂を渡してでも問題を解決することができればそうする」という反応も28%に及んだ。将来、国を背負って立つ世代の10人中4人が積極的または潜在的に腐敗の沼に足を踏み入れている可能性もあるということだ。

 国際透明性機構(TI)が毎年発表する国家別腐敗指数でいつも中下位圏から抜け出すことができずにいる程、韓国の不正腐敗は国際社会でも定評がある。まだ世の中を知らない10代の若者まで、自分の暮らしている祖国を「腐るだけ腐った国」として認識しているということは韓国社会の道徳的、倫理的基盤が崩壊直前にあることを証明している。その上、このような不条理な現実に正義感を燃やすどころか「自分が賄賂を渡したり受け取ったりすることも有り得る」と考えている青少年が半分近いという事実は国の未来に警告信号が点滅しているということだ。

 今、韓国社会を支配しているのは「カネが最高」という極端な拝金主義だ。一晩明けたら数十人ずつ不労所得の億万長者が誕生し、数多くの人が職を失う外貨危機を経験したにもかかわらず、この拝金主義は極大化した。その過程で国の中枢機能を担当している機関と組織の人間が次々腐敗の鎖に食い込まれていった。長い歳月の間我々を支えてきた礼儀、友情、尊敬、孝行、忠誠のような精神的な支えは力なく崩れ落ちている。

 革命的な変化が起こらなければ韓国社会の腐敗と堕落を防ぐことはできない。国家は目標をはっきりさせ、正義の手段でその目標を実現させなければならず、家庭と学校は成長して行く子供たちに正しい価値観と倫理を幼い頃から教えなければならない。原論的で抽象的な処方だというかもしれないが、その作業を今誰かが始めなければならない。

朝鮮日報 2006/05/26 15:00

韓国の高校生「社会腐敗がまん延」86.6%

 大邱(テグ)地域の高校生の大部分が、韓国社会に腐敗がまん延していると考えているというアンケート結果が出た。

 韓国透明性機構大邱本部が先月15日から今月10日まで、中(チュン)区を除く大邱地域の7つの区・郡にある7校の高校生685人を対象として「腐敗認識設問調査」を実施した結果、韓国社会の腐敗度について39%が「大変深刻」、47.6%が「深刻」と回答し、全生徒の86.6%が韓国社会に腐敗が蔓延していると感じていることが明らかになった。

 また、腐敗の程度が「普通」という回答は12.1%、「あまり深刻ではない」が1%であり、「まったく深刻ではない」と回答した生徒は0.1%に過ぎなかった。

 法律に違反する事件が続く理由については、65.3%が「法律を犯しても処罰されなかったり、軽い処罰しか受けないため」と答え、23%は「法律を守っても自分だけが損をするため」と答え、全体の88.3%が法の処罰基準が軽いことが腐敗を助長している要因であると考えていると分析された。

 残りの4%は「法律を知らないため」、または「法律が間違っているため」と回答した。

 韓国社会が腐敗した最も大きな理由については、57%が「政治が腐敗しているため」と回答して最も大きな割合を占め、16.2%は「腐敗を防止する法律と制度がないため」、14.5%は「社会文化的環境が間違っているため」、11.2%は「人脈と地域主義、同窓会などの学閥のため」と回答した。

 腐敗に対する主観的認識に関連し、「賄賂で問題を解決できるなら、自分は進んで賄賂を渡す」かどうかについて、26.2%は「あまりそう思わない」、18.4%は「そう思わない」と回答した。一方、「とてもそう思う」と「たまにそう思う」という回答もそれぞれ9.5%と16.4%を占め、「悪いとは思わない」という回答29.4%まで含めた場合、賄賂を渡して問題を解決する可能性が55.3%に達するという結果が出た。

 「刑務所に10年入るとしても、10億ウォンを稼げるならば自分は腐敗を犯す」という項目については、「とてもそう思う(9.2%)」、「たまにそう思う(9.3%)」、「悪いとは思わない(16.2%)」と回答し、その蓋然性が34.7%に達するという結果が出た。

参考記事