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親日狩りに狙われる芸術・文化遺産

中央日報 2005.05.11 15:01:21

「親日派画伯が描いた」…晋州城内論介の遺影はずす

 慶尚南道晋州(キョンサンナムド・チンジュ)城にある論介(ノンゲ)廟「義妓祠(ウィギサ)」に掛けられていた論介(ノンゲ)の遺影を市民団体会員らが強制的に取り外した親日派画家が遺影を描いたという理由からだ

 「独島(トクト、日本名・竹島)守護と日本の国連安保理進出阻止を行うための晋州市民行動」所属43の市民・社会団体会員80人は10日午前11時ごろ義妓祠に入り、ガラスの額縁を割った後、壁にかかっていた論介遺影(横80センチ、縦140センチ)を撤去した。

 晋州市民行動パク・ノジョン共同代表は「晋州城の日帝の残滓を根絶するため、親日派キム・ウンホ画伯が描いた論介の遺影を撤去した」と話した。 警察が出動し、市民団体会員らは遺影を晋州城管理事務所に渡した後、解散した。警察は市民団体のはずした論介の遺影が複写本であるため公用物件損傷罪の適用はできず、慶尚南道文化財資料の論介の廟破損容疑を適用、主導者を処罰する方針だ。

晋州(チンジュ)=金相軫(キム・サンジン)記者 <daedan@joongang.co.kr>

朝鮮日報 2005/10/12 11:57

韓国国際交流財団ホームページ「李完用は偉大な書道家」

 11日、国会統一外交通商委員会の外交通商部に対する国政監査で、親日派の李完用(イ・ワンヨン)の書道作品をめぐり論争が起きた。ハンナラ党の朴啓東(パク・ゲドン)議員は同日、「外交部傘下の韓国国際交流財団のホームページ(http://www.kf.or.kr)に掲載された作品の中に、李完用の書道作品が含まれている」と指摘した。

 朴議員は「親日派の李完用の書道をすばらしい書道作品だと堂々と展示しているとは、大韓民国には書道作家がそれほどいないのか。これは頭のネジが緩んだ韓国国際交流財団、頭のネジが緩んだ外交通商部の仕事ぶりではないか」と詰問した。

 朴議員はまた「これだけではない」としながら、「サンフランシスコの東洋博物館の韓国室にも、李完用の書体が展示されている」とし、潘基文(パン・ギムン)外交部長官に早速な対応策を要求した。

 統一外交通商委員会の?采正(イム・チェジョン)委員長も、「早急に対処するように」と付け加えた。

 朴議員が国政監査に先立って配布した報道資料によると、国際交流財団のホームページには、李完用と関連し、「彼の親日行為とは裏腹に、書道に造詣が深く、書道活動も行なっており、 なかでも朝鮮総督府が開催した朝鮮美術展覧会の審査委員を歴任したこともある」と紹介したとされる。

 また、英文ホームページには「当代の偉大な書道家(great calligrapher and man of letters in his time)」という表現もあるという。

中央日報 2005.12.19 18:59:46

乙巳五賊・朴齊純の善政碑、遂に撤去へ

 仁川(インチョン)府使を務めた乙巳五賊(乙巳条約に賛成した売国奴5人)の一人、朴齊純(パク・ジェスン)の善政碑が、議論のすえ撤去された。仁川市は最近、地域市民団体の要求を受け入れ、重装備を動員して朴齊純の善政碑を撤去した後、碑石の処理策を検討している。

 仁川市は碑石を仁川都護府庁舎の垣根の下に放置しておいた。仁川市関係者は「親日行跡も歴史の一部であるだけに保存すべき、との意見もあったが、敢えて撤去しない理由もない、と判断した」と伝えた。各市民団体は「遅れたものの撤去を歓迎する」とし「歴史教育資料に活用すべき」と主張した。だが、一部市民は「元の位置に置いて、同氏の親日行為が分かる案内板を設けたほうが教育のためにも良い」としていることから、今後、処理の方向が注目される。

鄭基煥(チョン・キファン)記者 <einbaum@joongang.co.kr>

朝鮮日報 2005/04/27 19:57

朴正熙大統領時代の植林、「親日」批判受け伐採


全北大学にあったのヒマラヤシダ(左:全北日報提供)と現在の様子

 全北(チョンブク)大学博物館の庭園にあった樹齢30年余の“ヒマラヤシダ”が兪弘濬(ユ・ホンジュン)文化財庁長の一言で処分されてしまった。

 27日、全羅(チョンラ)北道によると、兪庁長は3月31日午前、杜在均(トゥ・ジェギュン)全北大学総長と博物館を訪問、この木が奇異に枝打ちされた訳を聞いた。

 博物館の職員らが「木が博物館の遺物と景観を隠しており、周辺の石物にも影響を与えている」と話すと、杜総長は「それならば他の場所に植えかえるように」と指示した。

 これに対し博物館の職員が「根が深いので、引き抜くためには石物までほかの場所に移さなければならない」と答えると、兪庁長は「朴正熙(パク・ジョンヒ)政権時代、大規模に植えられた木であり、博物館には似合わない」とし、抜くことを指示したという。

 全北大学博物館は4月12日、この木を抜いた後、その場所にカラムラサキツツジを植えた。兪庁長の発言は全北地域の日刊紙に報道され、世間に知れ渡った。

 当時、現場にいた全北日報の記者は「兪庁長はこの木を『朴政権時代の親日の残骸』とまで言った」と報道したが、一緒にいた博物館の職員らは「『朴政権の時にたくさん植えられた木で、博物館にはふさわしくない』という表現は確かに聞いた」と話した。

 兪庁長はこれに対し、「ヒマラヤシダが博物館と全く似合わず、抜くようにと指示したのは事実だが、朴政権や親日の残骸といった言葉は口にした覚えがない」と話した。兪庁長は最初は「全く言及したことがない」としていたが、後に「記憶にない」に訂正した。

 また、「ヒマラヤシダが価値のない木だと言おうとしただけで、朴政権と関連付けようとした訳ではない」と話した。

 河宇鳳(ハ・ウボン)全北(チョンブク)大学博物館長は「爆風が迫った時、7回の石塔を破壊する寸前だった博物館後方の広葉樹は3月初めに切り取った」とし、「ヒマラヤシダ除去は兪庁長の発言とは無関係」としている。

 ヒマラヤシダはマツ科に属す常緑針葉樹で、70年代に朴正熙大統領時代の常緑樹が不足していた冬季の都心の景観のため街路樹として多く植えられた。

全州(チョンジュ)=キム・チャンゴン記者 cgkim@chosun.com
シン・ヒョンジュン記者 hjshin@chosun.com

朝鮮日報 2006/01/12 19:11

親日派の絵にNO! 江陵市、申師任堂の肖像画を再製作へ

親日狩りに狙われる美術品 申師任堂(シンサイムダン/1504〜1551)の故郷である江原道江陵市が、これまで標準として使用されてきた申師任堂の肖像画を変更する方向で検討している。

 最近、親日人名辞典の編纂過程で親日派として記載された画家が描いたこれまでの肖像画が廃棄される可能性が高いとの判断に伴うもの。

 烏竹軒(オジュクホン)市立博物館にある申師任堂の肖像画は以堂・金殷鎬(イダン・キム・ウンホ/1892〜1979)の作品で、1986年に政府が申師任堂の標準の肖像画として指定した。

 烏竹軒博物館の鄭亢教(チョン・ハンギョ)館長は11日、「この先、貨幣のデザインが変更される際に新たな女性モデルとして申師任堂が採択されるよう、事前準備を徹底するとの意味合いも込められている」と話した。予想製作費は3億ウォン。

 新標準となる肖像画を描く画家は5000ウォン札に登場する栗谷(ユルゴク)の肖像画を描いた李鍾祥(イ・ジョンサン/68)画伯が有力候補とされている。

朝鮮日報 2006/02/14 13:34

親日文学評価の物差しは「歴史」か「文学」か

親日狩りに狙われる文学作品 詩専門の季刊誌『詩人世界』春号は、特集『親日詩人の受け入れと批判』で、親日文学者らを文学の内的な論理で判別しようとする新たな発想を提起した。これまで親日文学とは、日帝時代の「内鮮一体」政策に同調し、戦争を美化して参戦を呼びかける宣伝文学を指してきた。自発的であれ強制的であれ、日帝の宣伝となる文学作品を発表した文学者であれば、全て「親日文学者」と見なされた。しかし、『詩人世界』の特集に関わった評論家らは、いわゆる「親日詩人」を擁護するか非難するかというレベルを離れ、全て美学的なレベルで評価しなければならないという共通認識を示した。

 まず徐廷柱(ソ・ジョンジュ)の場合、作品性の評価をめぐる文学の内的論理レベルで親日詩人であったかどうかという論評を展開した。評論家イ・ギョンホ氏は「幸いなことに徐廷柱の親日文学活動は、その期間や成果からみて、美学的価値としては取るに足りないものだ。わずかな行為でも政治的な責任は免れないが、同時にわずかな親日作品の分量や水準をもって徐廷柱の文学者としての生涯を評価するのはとんでもない事だ」としている。(評論家イ・キョンホ)

 評論家パク・スヨン氏は「特に徐廷柱の場合、日本の叙情詩人である三好達治の作品世界と比較してみる必要がある。三好に代表される当時の日本の詩壇は、全ての西欧的モダニズムを否定し、いわゆる『伝統叙情派=純正芸術派』によって天皇制ファシズムの美的イデオロギーを強調していた」とし、徐廷柱は三好の影響を受けていたと主張する。

 今回の特集に関わった評論家ユ・ジョンホ氏は「歴史を記憶し過去を忘れるなというのは、同じ過ちを繰り返さないためであり、罪人や反逆者を記憶しようというものではない」とし、「歴史上の罪人を記憶することも、同じ過ちを繰り返してはならないという歴史的な教訓と関連付けてこそ初めて意味がある」と論じた。

 「親日言動の経歴がある詩人の作家の作品を受け入れるか否かという問題は、個々の文学者と作品によって判断されなければならないと思う。臆面のない低級な宣伝物を文学と呼ぶこと自体が非文学的な行動であり、従って『親日文学』ではなく『親日文書』と呼ぶのがより適切だ」

 一方、パク・スヨン氏は「親日文学は文学以外の何物でもない」とし、「親日文学は文学者らの内的な要求が一定に反映された言語構成体だ」と強調した。「親日詩は生存論理に伴う避けられない選択だったというのではなく、自身の理念を美的に実現する1つの、しかし詩人にとってはそれが全ての積極的な実践のつもりだったのだろう」とした。

 また、早稲田大のシム・ウォンソプ客員教授は「日帝ファシズムが文学者らを動員したことは共通した事実であるとしても、文学者個々人の「親日文学」が同じものだったはずがない」とし、いわゆる親日疑惑が持ち上がっている作家らの多様な自発性を強調した。

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