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アポロ・アントン・オーノは「公共の敵」

朝鮮日報 2005/09/30 11:31

オーノ封じがカギ ショートトラックW杯第1戦

韓国人選手の反則失格で金メダルを獲得したオーノ選手 ‘公共の敵’を打ち負かせ!

 韓国男子ショートトラックのエース、安賢洙(アン・ヒョンス/20/韓国体育大)に下された特命だ。

 30日から開かれる2005-2006ワールドカップ第1戦で韓国が最も注目する選手が米国のアポロ・アントン・オーノ(25)だ。2006年冬季オリンピックで韓国の金メダルレースを遮る‘公共の敵’だからだ。

 オーノは韓国では依然として2002年ソルトレイク冬季五輪のハリウッド・アクションで金東聖(キム・ドンソン)から金メダルを奪った破廉恥犯として烙印を押されたままだが、世界の舞台では警戒すべき選手の1番手として注目されている。

 昨シーズンのランキングはオーノが1位、安賢洙が2位だった。安賢洙は今年3月に開かれた2005世界ショートトラック選手権大会で総合優勝を果たしたが、ややもすればオーノに優勝を譲るところであった。

 キム・ヨンボム韓国スケート連盟ショートトラック副会長は「オーノは成長してきておりいまや世界で最も怖い選手になった」とし、「安賢洙をはじめとする韓国選手がオーノをおさえれるかどうかに金メダルの数がかわるほど」と語った。

 今回のW杯第1戦でも安賢洙とオーノが個人総合1位をめぐって争うと見られている。安賢洙はオーノをはじめ全員がライバルであるからには競技にだけ集中するとの考えだ。しかし、オーノを負かしてこそ金メダルが見えてくる。

『スポーツ朝鮮』

中央日報 2005.09.30 19:33:36

<ショートトラックW杯>安賢洙、オーノに惜敗

 韓国男子ショートトラック看板選手、安賢洙(アン・ヒョンス(20、韓国体育大)が、アポロ・アントン・オーノ(23、米国)との対戦で惜敗した。

 安賢洙は30日、中国杭州で開かれた05−06ショートトラックワールドカップ(W杯)第1戦の1500メートル決勝でオーノと対戦したが、オーノ(2分20秒146)に0秒108及ばず、惜しくも準優勝に終わった。

朝鮮日報 2005/10/05 11:33

“反則王”オーノ「誤解を解いて競技を楽しんでもらえれば」

韓国人選手が反則を犯したはずなのに、なぜか韓国人から反則王と呼ばれるオーノ選手 「私はほかの選手と同じように最善を尽くすだけです」

 オーノがついに口を開いた。2002年のソルトレイク冬季オリンピックで男子ショートトラック金東聖(キム・ドンソン)の金メダルをハリウッドばりの演技で奪い去り、韓国では“反則王”と呼ばれるアポロ・アントン・オーノ(23)が韓国マスコミとのインタビューで自身の考えを明かした。

 今月7-9日ソウル木洞(モクトン)アイススケートリンクで開かれる国際スケート連盟W杯第2戦に出場するため3日入国したオーノは4日、午前のトレーニングを終えた後インタビューに答えた。オーノは2002年のオリンピックについて「誤って伝えられたことが多い」と話を切り出し、「私はただの選手。ほかの選手と同じように最善を尽くしてフェアに競争する目標を持っている」とし、「私に対する誤解も解けるだろうし、今週末がその試験台になるだろう」と語った。

 2000年以来5年ぶりに韓国に来たオーノは「この間韓国に何度も来たかった」と語った。オーノは「シアトルに住んでいたときアジア文化に接する機会も多かったし、中学校のときは韓国人の友達も多かった」と韓国とのつながりをアピール。

 オーノは「97年に初めて韓国に来たときはとてもよかった。また来たかったけど私の意志とは違いまわりの雰囲気はよくなかったし、どんな反応を見せるのかも心配だった」としながらも、「今こうやってきたことだし、うまくいくことを願う」と語った。

 オーノは「ショートトラックは本当に魅力的な競技だ。韓国チームは本当に強い。誤解して腹を立てるよりは競技を楽しんでもらえればと思う」と付け加えた。

『スポーツ朝鮮』

朝鮮日報 2005/10/07 17:32

オーノ、また反則 W杯第2戦

 2002年のソルトレイク冬季オリンピックで男子ショートトラック金東聖(キム・ドンソン)の金メダルをハリウッドばりの演技で奪い去り、韓国では“反則王”と呼ばれるアポロ・アントン・オーノ(23)は7日、ソウル木洞(モクトン)室内リンクで開かれた国際スケート連盟W杯第2戦に出場し注目を集めた。

 先月30日のW杯第1戦1500メートル決勝で安賢洙(アン・ヒョンス)をおさえ優勝したオーノ。しかし、オーノはこの日1500メートル決勝戦残り1周半を残したところでイ・ホソクを押す反則を犯し失格。“反則王”の汚名をそそぐことはできなかった。

朝鮮日報 2006/02/09 11:31

【トリノ五輪】オーノ、またもや韓国の前に立ちはだかるか

 アポロ・アントン・オーノ(米国)を超えろ。

 韓国男子ショートトラックがトリノ冬季オリンピックで4年前の「ノーゴールド」の無念を晴らすためには、まずオーノに勝たなければならない。オーノは2002年、ソルトレークシティー大会で金メダルと銅メダルを1個づつ獲得した。男子1000メートル決勝では現在韓国のエースである安賢洙(アン・ヒョンス/韓国体育大)と接触して転倒した後、銅メダルを手にし、1500メートル決勝ではあの有名な「ハリウッド・アクション」事件で金東聖(キム・ドンソン)を失格させ金メダルを獲得した。このためオーノは韓国人には「公共の敵」との烙印を押されている。

 ショートトラックという種目の特性上、誰が反則したか、審判の判定は公正だったかに関しては、見る角度によって異なることは避けられない。韓国チームとしては、今回トリノで繰り広げられるメダルレースに集中することが第一だ。トリノ五輪のインターネットホームページは最近オーノを「韓国などの強豪らが牽制する唯一の選手」と高く評価した。正しい評価だ。

 オーノは1998年から米国の「泰陵選手村」にあたるコロラドスプリングスでトレーニングを積んだ。選手村の「最長居住者」だ。2002年の大会以降、アカデミー映画授賞式のパティーやトークショーに招待され、ピープル誌が選ぶ「世界でもっとも美しい50人」に入り一躍有名人となったが、心の緩みはなかった。同僚選手と狭い部屋をいっしょに使い、私生活はほとんど放棄しながらスケートにだけ専念して、世界のトップの座に留まっている。大韓氷上連盟の関係者が「本当に模範的な選手だ。オーノに対する偏見は誤り」と認めるほどだ。

 オーノには韓国選手らの特性をよく知っているという、もう一つの強みがある。韓国代表チーム、常備軍のコーチを務めた後、オーストラリアを経て米国代表チームのコーチに変身したチャン・クォンオク(米国名:ジミー・チャン)氏から指導を受けていて、2年前から米国代表として活躍しているキム・ヒョジョンとともに銀盤を駆けてきた。

 韓国チームにもオーノに対抗できるカードは十分だ。今シーズン総合ランキング1位の安賢洙をはじめ、イ・ホソク(慶熙大)やソン・ソグ(全羅北道庁)など粒よりのメンバーがそろっているため、韓国選手同士の過熱競争さえなければ、そう易々とは崩れない。代表チームが組織委から他の国より2倍近いトレーニング時間を割り当ててもらった点も、メダル獲得の期待が高まる好材料になっている。韓国は大会期間を含め、レースが繰り広げられるパラベーラリンクだけでも、これから8回ほどコンディションをチェックする予定だが、金メダル3個がかかった25日(韓国時間)には当日の午前中まで最後の調整が可能だ。歴代冬季オリンピックを通じて、トレーニング条件にもっとも恵まれている。韓国の最初の試験舞台は男子1500メートルレースが行われる12日。出だしが重要だ。

朝鮮日報 2002/06/10 22:22

安貞桓の「スケートパフォーマンス」の意味

 「スケートのゴールパフォーマンスはあらかじめ決めていた」

 安貞桓(アン・ジョンファン)が後半33分、同点ゴールを入れてコーナーに走り寄った時、観衆は指輪に口づけするゴールパフォーマンスを予想した。だが指輪にキスした安貞桓はすぐに腰を折り、スケートを滑るパフォーマンスを見せた。安貞桓に駆け寄った7、8人の韓国選手たちも約束でもしたかのようにピッチでスケートを滑るポーズをとった。李天秀(イ・チョンス)は安貞桓のわき腹を触り、驚いたように両腕を上げた。

 アリーナ監督は試合終了後「韓国選手たちが何をしたのかわからない」と述べたが、安貞桓のゴールパフォーマンスを理解できない韓国の観衆はいなかった。

 安貞桓はインタビューで「今年の冬季五輪で韓国は金メダルを奪われた。当時の悔しさを晴らす意味で、試合前に選手同士でゴールパフォーマンスにはスケートをやろうと約束していた」と明らかにした。また「試合に勝ったならもっとよかったのに」と惜しんだ。

 今年2月のソルトレークシティー冬季五輪のショートトラック男子1500メートルで、米国のオーノ選手の“オーバーアクション”のため金メダルを逃した金東聖(キム・ドンソン)選手は、この日スタジアムでの観戦をキャンセルした。だがこの日、スタンドを埋めた6万人余りの観衆は、冬季五輪の状況をはっきりと覚えていた。

大邱(テグ)=安勇R(アン・ヨンヒョン)記者

 2002年のソルトレイク冬季オリンピックで、反則により失格したのは韓国人選手のはず。
判定に不満があっても、オーノ選手を反則王と呼ぶのは不適当。
外国人から見たら理解不能だろう。

参考
 アメリカにサイバーテロ
 敗北は絶対認めない