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未だに亡命者を生む人権弾圧国家?

朝鮮日報 2005/09/15 18:14

「03年まで米国に亡命した韓国人、計4658人」

 1951年以後から2003年まで、米国政府によって亡命許可判定を受けたか、難民認定を受け米国に渡った韓国国籍者は計4658人であると集計された。

 ハンナラ党のイ・ソングォン議員は15日、米行政府の資料を分析した結果を土台に、このように明らかにした。

 時代別では1951〜1960年3116人、1961〜1970年1316人、1971〜1980年65人、1981〜1990年120人、1991〜2000年26人だった。2000年以後も2003年現在まで、韓国人14人が米国政府から亡命または難民許可を受けている。

朝鮮日報 2006/04/06 08:54

脱北者、今度は「脱南」…米国に亡命申請

 韓国政府の政治的弾圧を理由に米国に亡命を申請した脱北者マ・ヨンエ(40)さんに対する米政府の最終承認決定が数日内に下される見通しだと伝えられた。

 ワシントンの北朝鮮人権運動関係者は4日、「マさんは6日(現地時間)、米当局と政治的亡命に関する最終インタビューを行う予定」とし、「現時点ではマさんの亡命申請が受け入れられる可能性が極めて高いとされている」と伝えた。

 マさんの政治的亡命申請が承諾される場合、「韓国に定着した脱北者は亡命申請対象にならない」という米政策の例外・変更を意味するという点で注目される。米国はこれとは別に、中国と東南アジアに脱出した脱北者に対しても、「政治的難民」の資格で米国が直接受け入れる政策を今年から積極的に進めている。

 マさんは2000年に韓国に来た後、一昨年4月、ワシントンで開催された「北朝鮮自由の日」の行事に合わせ米国を訪問、韓国政府が自分の米国内での反北活動を理由に、韓国での住民登録を抹消するなど政治的弾圧を受けているとし、亡命申請をしたと関係者は伝えた。

 マさんの息子も昨年6月、両親に合流するため、メキシコを経て米国への密入国を試みたものの逮捕、強制追放されたが、未成年という点が勘案され、現在は家族と共にニューヨークに滞在している。この息子も今回マさんと共に米国への亡命を申請している。これと関連、ワシントンの自由アジア放送は現在、ニューヨーク近辺だけで約20人、米全域には約100人の脱北者が暮らしていると報道した。

朝鮮日報 2006/05/20 11:32

脱北者4名、韓国領事館から米領事館へ

 中国・瀋陽駐在の韓国総領事館に滞在していた男女合わせて4人の脱北者が、すぐ隣にある米国総領事館に塀を乗り越え侵入し、現在米国亡命の手続きを踏んでいることが19日分かった。

 脱北者たちはこの過程で、韓国総領事館に勤務する中国人職員を一時は捕縛するなど、物理的なトラブルを引き起こしたという。これによりこの問題を解決する過程で、韓米中の三カ国間に摩擦が生じる可能性も排除できくなった。この脱北者が米国に入国する場合、今月初め東南アジアを通じて米国に亡命した脱北者6名に続いて2件目となる。

 ソウルと瀋陽の情報筋によると、現在瀋陽駐在の米総領事館に滞在する脱北者たちは、最初に韓国総領事館に駆け込み、韓国に亡命するため領事館に滞在していた。しかし今月6日、別の脱北者6名が米国へ亡命することになったという情報を聞きつけ、自分たちも米国へ亡命させるようにと要求したという。

 韓国総領事館の関係者は、中国との関係上、米国領事館に送ることは不可能と彼らを説得したという。このためこの脱北者たちは、韓国領事館に勤務する中国人職員を捕縛し、塀を乗り越えるという強硬手段に打って出た。

 これと関連し、脱北者と韓国領事館職員との間に大きなトラブルが生じたとの噂がソウルで一時流れた。韓国外交部は、この噂を積極的に否定はしなかったが、このトラブルに「韓国人職員が関連している」という部分については強く否定した。

 米国のブッシュ行政部は、北朝鮮人権法の制定以降、脱北者を保護する活動が進んでいないとする米議会からの強い批判を受け、今年から脱北者の米国亡命を積極的に受け入れるとの立場を示している。脱北者の受け入れは、ブッシュ大統領の直接の指示によるものという。最近、米国の裁判所は脱北者出身で韓国国籍を持つ人の米国亡命を許可するとの判決を下し、韓国政府を当惑させている。