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米のアンフェアな馬力測定方法変更に便乗
 トヨタから金をむしり取れ

朝鮮日報 2005/09/08 07:21

トヨタ「レクサス」がエンジン出力を誇張 損賠訴訟の動き

 日本トヨタ自動車が、国内販売している「レクサス」のエンジン出力を実際のものより大きく表記し、消費者にニセの情報を提供していたことが確認された。

 これを受け、消費者団体がトヨタを公正取引委員会に「表示広告法違反」で訴えるとともに、レクサスの消費者を集めて損害賠償訴訟を起こす方針で、波紋が拡大するものとみられる。

 7日、自動車業界によると、トヨタは最近、米国市場でレクサスLS430の出力を290馬力から278馬力に下げて発表した。

 これは、新たな出力テストの結果、レクサスLS430のエンジン出力がトヨタが発行したカタログの記述に比べ著しく低いことが判明したためだ。

 しかし、トヨタは国内市場では依然としてレクサスLS430の出力を290馬力と宣伝し、販売を続けている。

 「自動車に10年乗る市民運動連合」のイム・ギサン代表は、「これまで、トヨタがレクサスのエンジン出力を水増しして販売していたことも問題だが、米国の消費者には出力を水増しした事実を認めながらも、韓国の消費者にはこれを隠して差別するのは、さらに問題」と指摘した。

 自動車に10年乗る市民運動連合は、近くトヨタコリアを公正取引委員会に訴えるほか、建設交通部にはレクサスに対するエンジン出力の精密検査を依頼する構えだ。

 問題となったレクサスLS430の国内販売台数は3572台。

 これに対し、トヨタコリアは「今のところ、日本本社から何のガイドラインも示されておらず、まだ事情を把握し切れていない」と弁明した。

 以前、現代(ヒョンデ)自動車はアバンテ(エラントラ)をはじめとする6モデルのエンジン出力を実際のものより大きく表記して販売し、2002年、米国で集団訴訟にあっており、およそ85万人の消費者に約8500万ドル(当時の相場で1020億ウォン)の賠償金を支払うことで合意している。

 また、この件で現代自動車は、国内でも約2万人に上る消費者に1人あたり10万ウォン相当の「割引きクーポン」を提供している。

 以下の記事のように、アメリカの自動車メーカーに有利になるように測定方法が変更されたため、馬力のカタログ値をアメリカで下げたようです。


レスポンス 2005年8月22日

馬力測定方法変更の怪…ビッグ3アップ、日本車ダウン

2005年8月22日

SAE(米自動車技術会)では新たなhp(馬力)の計測テスト方法を導入、それによりアメリカで販売されているすべてのモデルの公称hpについての検証を行った結果、驚くべき数字が明らかになった。ほとんどすべてのビッグ3のモデルでは公称よりも実際のhpが大きくなり、逆に多くの日本車、ヨーロッパ車では小さくなったという

2006年モデルで見ると、例えばキャデラック『STS-v』は440hpとなっているが、実際の計測値は469hp。ところがトヨタとホンダではほとんどすべてのモデルでhpの計測値が実際よりも少なくなっている。トヨタ『カムリ』は公称210hpだが新たな計測法では190hpとなり、アキュラ『RL』は300hpから290hpとなる。

アメリカではhpの数字でクルマの購入を決める層も存在し、メーカーにとって今回の計測値の改変は大きな意味を持つ。これまでにもメーカー公称hpがSAEからのクレームで下方修正された例もある。今回の改変、何を基準にしているのかは明らかではないが、ビッグ3に圧倒的に有利というあたり、なんだか怪しげではある。


《Sachiko Hijikata, US editor》