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“日帝の残滓を取り除こう”キャンペーン

朝鮮日報 2005/08/11 11:56

生活の中に残っている日本語の数々 

 韓国人が日常生活で頻繁に使用する言葉の中に、日本語に由来するものが相当多いことが明らかになった。

 国家報勲処(国家功労者に対する援護・褒賞活動などを担当する機関)は10日、「光復(日本の植民地支配からの解放)60周年を迎え、先月4日からインターネット・ミニホームページ(http://www.cyworld.nate.com/lovelovekorea)で“日帝の残滓を取り除こう”キャンペーンを行っているが、多くのネチズンが根絶しなければならない日帝時代の残滓として“言葉”を挙げている」と話した。

 ネチズンは、日常の韓国語から取り除くべき日帝時代の日本語由来の単語として、なみなみと多いという意味の「マンタン(満タン)」や「イッパイ(一杯)」、12を1組とする意味の英単語を日本式に発音した「ダース(dozen)」、傷や欠点を意味する「キス(傷)」、中が空っぽで意味がないという意味の「カラ」、皿を意味する「サラ」、固形をつぶして作った薬味を意味する「タデギ(叩き)」、襟を意味する「エリ」などを指摘した。

 「ヨージ(爪楊枝)」「ブンパイ(分配)」「シダ(助手)」「サシミ(刺身)」「ワリバシ(割り箸)」「クルマ(リヤカー)」「ハコ(部屋)」なども日常で良く耳にする日帝時代の残滓だと指摘された。

 また、日本で生まれた用語や新造語がそのまま韓国に入ってきた事例としては、「陸橋」「援助交際」「過労死」「いじめ」などが挙げられた。最も良く歌う歌を意味する「18番」も、日本の伝統芸能、歌舞伎の作品18演目に由来していることがわかった。

 国家報勲処関係者は「1日平均40人余りのネチズンが日帝残滓清算キャンペーンに参加している」と話した。

中央日報 2002.08.02 17:54:43

「独逸など日本式の名称、見直すべき」

 Deutschland(ドイツ)を「独逸」、France(フランス)を「仏蘭西」と、これから先も表記していいのだろうか。 「浪漫(ロマン)」という言葉はどこから来たのだろうか。

 ハンマルグル研究会(会長、鄭在道)は、会報の「ハンマルグル研究」第7号で、習慣的に使われているが、再び見直すべき言語について考えてみた。

 言語のわい曲現象は、特に日本の植民地支配時代(日帝時代)の後、深刻化した。

 「ドイツ」の場合、日本がドイチラントという国名の中から「ドイツ」だけを取り出し、日本語で「ドイツ(独逸)」と発音したのを、韓国も漢字音そのままで使っているということ。

 「仏蘭西(韓国語ではプルランソ)」も日本語の発音にすると「フランス」だ。 ところがこれを無批判的に受け入れたため、突飛にも「プルランソ」と発音しているのだ。

 「浪漫」も英語の「ロマンチシズム(romanticism)」と同じ意味のフランス語「ロマンティズム(romantisme)」に由来する。 日本はこれを減らして漢字で音を取り「ロマン」としたが、韓国文人らが漢字語をそのまま受け入れて「ナンマン(浪漫の韓国式発音)」とした。

 研究会は、日本人たちが自国語で発音しやすく作った言葉を無条件受け入れて使用するのは誤ったことだとし、ひとまずこれら単語を固定化させた韓国語辞書から見直さなければならないとの見方を強調した。

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