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顔で評価 容姿差別OK

朝鮮日報 2004/08/05 11:54

求職者の70%「容貌も競争力」 

 大多数の求職者は就業の際、会社が容貌を評価し、当落に反映することに対し、肯定的な考えを持っていると調査された。

 5日、採用専門会社「コリアリクルート」によれば、先月29日から今月3日まで、求職者301人を対象に調査した結果、70.1%(211人)が「容貌も職務によって柔軟に評価すべき」と答えた。

 「容貌も志願者の評価の一部」と答えた人も23.6%に達した。

 「必ず能力だけで評価すべきだ」という答えは6.3%に過ぎなかった。

朝鮮日報 2005/09/06 11:55

国内初のビューティー指数調査 回答者の85%「容姿が競争力」

 韓国人の4人に3は、「容姿が人生の成功に多大な影響を及ぼす」と考えていることがわかった。

 朝鮮日報と今年で創立60周年を迎えた(株)太平洋(テピョンヤン)が共同で実施した「韓国人の容姿に対する意識や行動」調査の結果、「妻や夫の容姿を改善するための整形手術に賛成する」割合が65%だった。

 今回の調査は、リサーチ専門機関ACニルソンに依頼し、今年6月10日〜7月20日まで全国の15〜49歳の男女800人を対象にマンツーマンの個別面接方式で導き出されたもので、標本誤差(最大許容値)は95%の信頼水準から±3ポイントだ。

 今回の調査では、国内で初めて韓国人の美しさに対する関心や時間的投資、金銭的投資などを統合した「ビューティー指数(Beauty Index)」が算出された。

 消費支出に占める食費の割合を「エンゲル係数」で示すように、「ビューティー指数」は自身の美しさを保つためにかかった費用と時間から割り出すもの。

 「ビューティー指数が100」というのは、睡眠時間を除いた残りのすべての時間とすべての収入を全部容姿のために投資した、ということになる。

 調査結果、韓国人のビューティー指数は平均49.76点だった。女性が男性より高く、年令別には10〜20代が相対的に高かった。

 既婚者よりも未婚者が、低所得者よりも高所得者が、それぞれビューティー指数が高かった。60点以上が過多志向型で、40〜50点は平均水準、40点未満が無関心型と分類される。

 ACニルソンの関係者は「世界的にもビューティー指数を算出したケースはみられなかった」とし、「ビューティー指数を定期的に算出していけば、『エンゲル係数』のように1つの社会指標になる可能性もある」と話した。

 今回の調査で回答者たちは、整形など容姿改善行為について積極的ながらも開放的な態度を示した。

 回答者の55%が「もう少し整った容姿に生まれ変わるため、整形したいと思う」と答えた。「子どもが小学生でも必要性があると判断されれば、整形手術させる意向がある」との回答も36%に上った。

 回答者のうち、「就職のための面接に容姿は関係ある」と考えている人は94%で、「容姿が就職に影響を及ぼすのは正しい」と答えた人は56%だった。

 「自分は相手を評価する際、容姿の影響を受ける」との回答が75%を占めた。「容姿が人間関係に影響を与える」も85%となった。

 実際、容姿が人間関係や就職などに多大な影響を及ぼしていることを裏付ける結果となった。

 今回の調査に参加した(株)太平洋のホン・ジソンさんは、「韓国社会の根底に、『容姿至上主義』がはびこっていることを改めて確認させられた」としながら、「就職や昇進のみならず、友人や異性、社会序列などの人間関係において、容姿は相当な影響力を持っていた」と分析した。

中央日報 2005.10.19 16:43:44

履歴書の『写真整形』、減点・脱落に

 韓国語に『フォショップジル』という造語がある。デジタル写真編集ソフト「フォトショップ」などのプログラムを使って、写真を巧妙に変形させることを意味する。もちろん、実際よりさらに奇麗に格好良くするのが、その目的。

 入社時の履歴書にまで、こうした「フォショップジル」をしかけた写真が増えていて、各企業が頭を悩ませている。最近、下半期の採用を行ったある証券会社は採用公告に「写真の変形・編集を禁止」と明記した。

 就職ポータル・キャリアが、企業の人事担当者65人に尋ねたところ、行き過ぎた「写真整形」で実際の印象とあまりにも違う場合、内勤に対しては53.8%、外勤に対しては69.2%が「減点または脱落の対象になる」と答えた。また、ステッカー写真(36%)や画像度の低い携帯電話の写真(32.6%)なども、減点・脱落の要因になる。

 一方、求職者1592人に尋ねたところ、43.2%が「コンピューターで修正している」と回答した。▽ホクロ・傷あとの削除(44.8%)▽顔形の修正(10.9%)▽ヘアースタイルの変更(2.8%)−−などだった。

キム・ピルギュ記者 <phil9@joongang.co.kr>

参考記事
 「整形共和国」
 「成人10人に1人は整形」
 大統領も整形する整形大国
 「二重手術に失敗」 女子大生が自殺
 整形手術で人生勝負
 不況知らずの美容産業
 美容整形手術中毒の悲劇