中央日報 2001.03.11 20:53 市民25%「法、守らなくてもよい」 市民の4人に1人が「法を必ず守らなくてもよい」と思っている。10人中9人は「法より権力や金の威力が大きい」と考えている。 中央日報(チュンアンイルボ)の市民社会研究所と法務部・韓国刑事政策研究院が共同で、市民の順法意識の実態を調べた結果だ。市民らは概して順法意識が稀薄であり、法執行の公平性を疑っていることがわかった。 研究院が最近、6大広域市(ャEルを含む)に住む20歳以上の男女、1118人を対象に行ったアンケート調査で、「法を守るべきか」という質問に対し、「守らないこともある」と答えた回答者が25%に上った。 若い世代であるほど順法意識が稀薄で、50代の場合、88%が「法は必ず守らなければならない」と答えたのに対し、20代は66%にとどまった。 このように稀薄な順法意識は、法に対する否定的な認識によるものと分析された。市民の62%が「法が現実と合わない」と答えた。「現実によく合っている」という回答者は11%だった。 一方、市民の大部分は、法が正当に執行されていないと考えている。回答者の95%が「金や権力のある人たちは、法を違反しても処罰を受けない傾向がある」と答えた。 国会議員や高位官僚など、社会指導層の順法いかんに対しても強い不満を示した。国会議員に対しては市民の78%が法を守らないと答えており、高位官僚(75%)、税務公務員(60%)、警察(54%)の順に法を無視していると考えている。 法律の阜サと用語が難しいと答えた市民も回答者全体の80%に上った。「法の条項がお互い矛盾している」「内容があいまい」という回答者もそれぞれ62%と70%で、半数を越えていた。 成始允(ャ刀Eシユン)記者 < copipi@joongang.co.kr > |