文化の融合は拒否 排他的民族主義の表明 

中央日報 2002.10.23 22:25

「日帝に植え込まれた美学、韓国的『美』の感覚を断ち切った」

 今月11日から14日まで、日本の広島大学で開かれた「第53回日本美学会全国大会」は「日本近代美学と芸術思想のコンテクスト」を主な主題に、その一部門として韓日間の美学交流を扱った。韓国からシンポジウムに参加した李仁範(イ・インボム、47・韓国芸術総合学校韓国芸術研究所研究委員)氏は「韓国近代美学の成立とその性格−日本美学と関連して」をテーマに発表し、注目を集めた。 

 李研究員は発表文の中で「美学と美術史が日本を通じて移植され、地域、時期、ジャンル別の分裂性がより著しくなった」と分析した。京城(キョンソン)帝国大学を通じて一方的に流れ込んだ美学は、朝鮮の固有の美との断絶を招き、単純な芸術学レベルに落ちてしまったということだ。 

 今回のシンポジウムで日本人参加者の間で議論になったのは、日本美学の韓国への移植が「植民地支配論理、すなわち事大主義、半島的歴史アイデンティティー理論や内鮮一体思想、満鮮史観、皇国臣民化政策などに直間接的につながっている」という部分だった。 

 李研究員は、このシンポジウムが我々に残した課題は「今の私たちにとって美学というのはいったい何であり、いかにできるのか」と要約した。

 「日本美学が門戸を開いた後、西欧から押し寄せた流行の波−ドイツの観念論、構造主義、分析哲学的美学−に振り回され、結局何でもないものになってしまう、壊された我々の生の痕跡が日本による強制占領期に鮮明に付けられた」というのが李研究員の結論だ。

チョン・ジェスック記者 < johanal@joongang.co.kr >