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経営者のモラルハザード

朝鮮日報 2004/09/14 18:10

経営悪化で企業の粉飾会計が急増

 経営難を隠すため粉飾会計を行い、監督当局に摘発される企業が急増している。

 金融監督院は「今年上半期(1〜6月)に41社が会計基準を違反した事実をつかみ、是正措置を下した」と14日、明らかにした。粉飾会計の摘発件数は2001年が60社、2002年が59社、2003年が46社とここ数年減っていたが、今年上半期を迎え再び急増した。

 41社に下された懲戒措置は合わせて102件で、昨年の94件をすでに上回った。金融監督院が下した懲戒措置の件数は2002年に147件を記録して以来、2003年は94件に減ったものの、今年に入り再び増えている。

 金融監督院が粉飾会計を行った企業に課した措置のうち、最も重い「検察告発」が今年上半期には7件(11人)に上り、昨年1年(6件11人)の告発件数をすでに上回ったほか、役員解任勧告を受けた企業も昨年の11社21人から今年は上半期だけで12社15人に増えた。

 会計業界では、中小企業や非上場企業が経営状態の悪化を隠すため、会計基準を違反するケースが増えていると分析した。

金起勲(キム・ギフン)記者 khkim@chosun.co