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2002WCのベスト4は「誤審」のおかげ?

W杯10大誤審疑惑に韓国関連4件 FIFA資料

東亜日報 NOVEMBER 02, 2004 23:39
by 金晟圭 (kimsk@donga.com)

韓国サッカーの「ワールドカップ4強神話」に致命的な傷をつける資料が出た。

国際サッカー連盟(FIFA)は最近発売した『フィファ・フィーバー』というDVD2枚の映像資料で100年の歴史のワールドカップを通して「10大誤審疑惑」を選定したが、その半分に近い4件が2002日韓ワールドカップの韓国試合に関わったもの。

FIFAが創立100周年を記念して特別限定版として製作した『フィファ・フィーバー』DVDは『ザ・フィファ100(The FIFA100)』というワールドカップ写真集とともにFIFAが永久保存する資料で、今月から来年5月までスイス・ローザンヌにある五輪博物館でも展示及び上映される予定だ。

それによれば、韓国の試合と関連のあるのは6位から9位まで。日韓ワールドカップでイタリアとの16強戦の延長戦で、イタリアのトンマージがゴールデンゴールを決めたがオフサイドの判定により無効となったのが6位同じ試合でトッティーがゴール前ドリブルをしているところを守備手に引っかけられて倒れたがペナルティキックではなくシミュレーション判定を受けて退場となったのが7位に選ばれた。

8位は、スペインとの8強戦の際、スペインのモリエンテスがセンタリングを受けてヘディングゴールを決めたが攻撃者ファウルが宣言され、無効と判定されたこと同じ試合で、モリエンテスがサンチェスのクロスパスを頭で受けてゴールを入れたがパスする時に既にボールがエンドラインを離れていたという理由で無効となったのが9位だ。

この4件の状況に対し、当時英国のBBCや米国のスポーツ・チャンネルESPNなどは「誤審ではない」と報道したが、ワシントンポスト紙やロシアのインターネット新聞ガゼッタなどは「明らかな誤審」と報じ、海外メディアの反応が鮮明に分かれていた。

問題はFIFAがこれを公式的に資料化したこと。特に、韓国関連が4件もある上、どれも4強神話につながる決定的な関門であったイタリア戦とスペイン戦に集中されており、「組織的な韓国ひいき」のような印象を与えるに充分だ。

日韓ワールドカップ当時、FIFAのブラッター会長は「審判たちが韓国を助けたという陰謀論は一考の価値もない主張だ」と一蹴していた。

朝鮮日報 2004/11/03 16:48

韓国協会、FIFAの「誤審論争DVD」に遺憾表明へ

 大韓サッカー協会は国際サッカー連盟(FIFA)が制作したDVDのうち、「W杯10大誤審論争」に韓国戦4試合を選出したことと関連し、FIFAに正式に遺憾の意を表明することを決めた。

 ユ・ヨンチョル広報局長は3日、「問題のDVDは外注制作されたもののようだ」とし、「FIFA側に制作経緯を問うと共に、遺憾の意を伝える方針を決めた」と述べた。

 FIFAは創立100周年を記念して制作した「FIFA FEVER」というDVDのうち、「CONTROVERSY(論争)」というコーナーで「W杯10大誤審論争」を紹介した。

 この中に2002年W杯の韓国−イタリア戦でのトッティの退場など韓国戦4試合が含まれ、物議をかもしていた。

 ユ局長は「ブラッター会長も当時、審判が韓国に味方したという一部の陰謀論を『一考の価値もない』と述べている。FIFAがなぜこうした資料を制作したのか疑問」と述べた。

 本当に誤審なら、韓国には全く非はなく、悪いのは審判。
サッカーだけではないが、人が判定するスポーツでは、誤審の可能性も含めて、正々堂々と闘っているはず。
あまり過敏に反応すれば、陰謀論の信憑性を与えるだけ。

 やはり無視して、やり過ごすことはできなかったようだ。