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急速に進む少子高齢化

中央日報 2004.08.25 18:04

昨年の出産率、過去最低水準

 昨年の韓国の出生児数が、過去最低水準を記録した。 統計庁が25日に発表した「2003年出生・死亡統計」によると、昨年の総出生児数は49万3500人で、前年と比べて1100人減った。 1970年に統計調査を行なって以来、過去最低の水準だ.

 一日平均での出生児数は1352人で、昨年比で3人減った。 10年前(1983人)と比べると631人も減少している。 この結果、人口1000人当たりの出生児数は10.2人と、10年前(16.4人)より6.2人減った。 これもやはり過去最低の数値だ。

 1人の妊娠可能女性(15〜49歳)が、妊娠可能期間に産む子どもの平均(合計出産率)も1.19人で、10年前(1.67人)より0.48人も減少した。 経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち、最低の出産率(02年基準)だ。 70年(4.53人)や80年(2.83人)と比べると、わずか30〜40年のうちに出産率が3分の1以下に激減しているのがわかる。

 晩婚化が進むなか、出産女性の平均年齢も29.8歳と、10年前(27.6歳)より2.2歳上昇した。 特に、結婚後2年以内に初出産する比率は72.6%で、10年前(82.8%)と比べて10.2%も低くなった。 女性の社会・経済進出の機会が増え、結婚してもなるべく出産を遅らせようとしているのがわかる。

 男児の出産を好む現象は若干減っているようだ。 女児100人当たりの男児の出生数は108.7人で、10年前(115.3人)より6.6人減り、正常性比水準(105±2人)に近づいていることがわかった。

洪炳基(ホン・ビョンギ)記者 < klaatu@joongang.co.kr >

中央日報 2005.08.24 19:17:10

韓国の出生率1.16人…世界最低水準

 昨年の韓国の出生率は1.16人を記録し、過去最低となった。 一方、死亡率も低下し、人口高齢化が急速に進んでいる。

 統計庁が24日発表した「04出生・死亡統計」によると、女性1人が妊娠可能年齢(15〜49歳)に出産する平均出生児は1年前(1.19人)より少ない1.16人。 これは、1月に統計庁が将来の人口推計のために仮定した05年の出生率(1.19人)よりも低い。

 したがって、この傾向が続く場合、65歳以上の人口が14%以上の「高齢化社会」と20%以上の「超高齢化社会」への進入時期も、それぞれ2018年と2026年に早まると予想されている。

 昨年の出生児も47万6052人と、過去最低を記録した。 一方、医術発達のため死亡者数は減っている。 昨年の総死亡者数は24万5771人で、1年前に比べて46人減った。 これに伴い、自然増加(出生児数−死亡者数)人口も昨年、過去最低となる23万281人を記録した。

 女児100人当たりの男児の数を表す出生性比は108.2人となり、10年前(115.2人)に比べて大きく低下した。 一人っ子が多いため、男児・女児にこだわらないケースが増えていると、統計庁は分析した。

鄭耕民(チョン・キョンミン)記者 <jkmoo@joongang.co.kr>

クォン・ホ記者

朝鮮日報 2005/10/12 14:18

「韓国は世界4番目の超少子化国」

 昨年、1.16人と世界最低水準に落ちた韓国の合計出産率が今年は1.22人に多少高くなる見通しだ。

 しかし依然、先進国の平均には及ばず、世界の平均に比べ半分以下の水準で、少子化対策が急がれる状態だ。

 大韓家族保健福祉協会が12日、国連人口基金(UNFPA)と共に発表した「2005世界人口現況報告書・韓国語版」によると、今年の世界の平均合計出産率は2.6人で、韓国の出産率は1.22人であると推定した。

 出産率の最も低い国は香港で0.95人、ウクライナ(1.13人)、チェコ・スロバキア(1.19人)に続き、韓国は世界で4番目に出産率が低かった。北朝鮮も1.97人と、韓半島全体が超少子化状態に陥っていることが分かった。

参考記事
 高い男児出生率