双六の起源は韓国(先制防御用)

粉砕1
粉砕2
粉砕3

要旨

双六は今から5000年程前のエジプトで、セネトと呼ばれる競争ゲームが起源とされてます。
これがローマ帝国によって広められ、欧州でバックギャモンの原型となります。
また中央アジアを通じて7世紀に中国・朝鮮を経て日本にも流れて盤双六となりました。

現存する日本最古の双六盤は聖武天皇の愛用品で、朝鮮から渡来した「木画紫檀双六局(もくがしたんのすごろくきょく)」が正倉院に所蔵されています。
また日本初紀には持統天皇時代の689年に「禁断双六」と記述されており、このほか「蜻蛉日記」「栄華物語」「大鏡」「今昔物語」「平治物語」「石山寺縁起絵巻」「徒然草」などにも双六遊びのことが記されています。
その後、盤双六は江戸中期まで日本人に親しまれてましたが、それから先は衰退の一途をたどります。

感想

結局の所、双六の紀元はエジプトであり、ユーラシア大陸を横断して日本に伝わりました。
7世紀の時点で、すでにエジプトやヨーロッパの文化が流れて来ていた証明でもあり、歴史のダイナニズムを感じさせられます。
なお、現在の日本で双六といえば正月に遊ばれる紙に描かれた物のイメージが強いですが、これは絵双六と呼ばれ13世紀に天台宗の僧に仏法を解りやすく教える為に作られたのが最初とされてます。
これに江戸時代の浮世絵技術が加わり爆発的に普及した物で、盤双六とは似て非なるものとして区別した方が良いでしょう。